事業計画

事業計画

1 基本方針
北欧・北米や東アジア、ロシア極東地域をはじめ、諸外国との交流・協力の積極的な推進や 各地域の国際理解の促進、市町村・交流団体等との連携の強化など、北海道の国際化の前進に 向け、センターの一層の役割発揮に努める。

2 会議の開催
総会 1回、理事会 2回程度、専門委員会 2回程度、あり方推進会議 2回程度

3 交流推進事業
(1) 留学生修学支援等の実施

外国人私費留学生の就学を支援するとともに、留学生等の北海道に対する理解の促進や多文化共生などを考えるため、道民との交流会等の開催を行う。
(修学助成 63名、地域交流 2回程度)
(2) 国際交流地域懇談会等の開催
各地域や交流団体間の連携を促進するため、国際交流・協力活動等についての情報交換などを図る懇談会等を開催する。
① 国際交流団体懇話会(1回程度)
② 国際交流地域懇談会(4回程度)
(3) 日中青年交流の実施
中国黒竜江省の青年代表団を受け入れ、関係者との意見交換や視察を行い、相互理解と交流を深めることを目的に実施する。(11月下旬)
(4) 海外派遣研修の実施
各国の地域事情や関係機関の視察、関係者との意見交換等を通じて、国際的視野をもって地域づくりに貢献する人材を育成するため、道内各地の青年を海外に派遣する。(11月下旬)

(5) アルバータ州(カナダ)/マサチューセッツ州(アメリカ)姉妹提携周年記念事業

北海道がカナダ・アルバータ州と姉妹提携30周年、アメリカ・マサチューセッツ州との提携20周年の節目を迎えることから、周年記念事業を開催する。

① 懸賞論文コンテスト
「北海道にとっての国際交流の意義を問い直す」をテーマに懸賞論文コンテストを実施する。
  
  ② フォーラムの開催
   英語教育プログラム(H-TEP)実施10周年記念フォーラムを開催する。( 10月)
  ③ 訪問団の派遣
   カナダ・アルバータ州及び米国・マサチューセッツ州に関係諸団体や道民を含めた民間訪
  問団を派遣する。

(6) 2010年上海国際博覧会への参加
上海万博参加者に対し、北海道と中国の交流事業等の取組みを紹介するとともに、北海道内大学の留学情報の提供をし、北海道への興味関心を高め北海道への誘客促進へ寄与する。
(9月3日~5日 「北海道の日」)
(7) 基金による助成
北方圏地域をはじめとする世界諸地域との交流を促進し、北海道の生活文化や産業経済の 発展に寄与するため、基金の運用益により、各地域や交流団体等が実施する文化、学術、経 済などの交流事業に助成する。

4 北方圏交流事業
(1) 第2回「北方圏の環境と文明」国際シンポジウムの開催(8月 スウェーデン・ストックホルム)
(2) 北方四島日本語研修の実施(日本語研修招聘事業)
北方領土復帰期成同盟の委託を受け、北方四島住民に対する日本語研修を実施するとともに、日本の生活や文化体験の場を設け、相互理解と友好親善を促進する。 (2回 20名程度)

(3) 北方圏講座の開催
北方圏諸国の産業経済や生活文化等に関する蓄積を学ぶとともに、地域づくりについての情報交換を図るため開催する。(6回程度)

5 東アジア・ロシア極東地域交流事業
(1) 中国・北海道経済交流会議の開催
北海道各界の参加者と中国政府シンクタンクとの情報交換、意見交換を行い、双方の経済交流の活発化を促進するため開催する。

(2) ロシアビジネスセミナーの開催
ロシアNIS貿易会の委託を受け、ロシア連邦極東地域のビジネス事情等に関する理解を深め、経済交流を促進するため開催する。

6 南米圏交流事業
(1) 南米青年交流の実施
アルゼンチンからの北海道出身移住者子弟の訪問団を受け入れ、道民との交流や地域の視察などを実施し、両国の相互理解に資する。
(10月中旬~下旬 8名程度)
(2) 留学生及び技術研修員の受入れ
南米諸国の道人会からの留学生等を受け入れ、修学や専門技術の研修を支援し、北海道との交流を担う人材を育成する。
① 留学生    ブラジル1名 (4月~3月)
② 技術研修員 ブラジル2名、アルゼンチン1名(6月~3月)
(3) 道人会活動の支援
北海道出身移住者で組織する南米諸国の道人会に助成し、道人会の運営や移住者に対する  情報提供等の活動を支援する。

7 国際協力事業
(1) 国際センターの運営管理
JICAの委託を受け、国際協力の研修施設である札幌国際センター及び帯広国際センターの管理運営を行う。
(2) 技術研修及び研修関連業務の実施
JICAの委託を受け、研修実施機関とのカリキュラムの調整や研修のコーディネート、研修員に対するブリーフィングや日本語研修等を実施するとともに、福利厚生事業や地域の小中学生等との交流事業を企画実施する。
(3) 研修員学校訪問の実施
JICAの委託を受け、小中高生に異文化や国際協力に対する理解を深めるため、諸外国から  の研修員による学校訪問を実施する。
(4) 青年招聘研修の受入れ
JICAの委託を受け、開発途上国の青年を招聘し、専門知識の研修や文化体験等を通じて人材の育成を支援する。
(5) 開発教育ファシリテーター(高校生)の養成
高校生を対象に、開発途上国の実情や環境問題について学ぶためのスタディーツアーを実  施し、国際協力の次代を担う開発教育ファシリテーターを養成する。
(6) 国際協力情報紙 「であい」の発行
ODA事業や道内の国際協力活動等を紹介した情報紙を発行し、会員や関係団体、市町村等   に配布する。(4回)
(7) 図書・情報の収集提供(国際センター情報整備事業)

 JICAの委託を受け、札幌国際センター図書室の管理運営と図書資料の収集、提供を行う。

8 国際理解促進事業
(1) 国際交流定例講演会の開催
 道民の国際情勢や異文化に対する理解を深めるため、市町村や交流団体と連携して開催する。(6回程度)
 (2) 多文化共生推進事業
 道内各地域における外国人との共生に向けた環境づくりを推進する。
 (セミナー 1回程度、在住外国人との交流会 2回程度、ほか)
(3) 地域国際化促進事業

地域での国際交流・協力活動等を通して国際性の涵養促進を図る。(国際理解教室 2回程度、世界の料理教室 2回程度)
(4) カルチャーナイト2010への参加
外国人との交流の場を設けるとともに、北方圏センターの活動を紹介する。 (7月23日 北方圏センター)

9 調査研究出版・情報収集提供事業
(1) 調査研究の実施
北方圏地域の諸事情等に関する調査を行い、関係団体や企業等に情報提供する。
(2) 国際情報ネットワークの運営及び図書・資料の収集提供
国際交流・協力活動や国際化に関する各種情報を提供する「北海道国際情報ネットワークシステム」の充実や図書・文献、視聴覚資料等の収集整備を図り、広く会員や道民の利用に供する。
(3) 季刊誌「Hoppoken(北方圏)」の発行
北方圏地域を中心とする生活、文化、経済、学術などに関する諸情報を掲載し、年4回(春号、夏号、秋号、冬号)、会員や交流団体等に配布する。
春号(発刊済み)より投稿欄の新設、文芸記事の充実など誌面を刷新した。毎号、特集を組み、単なる情報誌ではなく、オピニオン誌としての質的な向上を図る。積極的に販売し、センターの収入にも寄与することを目指す。
(4) 「2010年報」の発行
   センターの活動や事業実績などを収録し、会員や交流団体等に配布する。

10 連携・支援事業
(1) 実行委員会事業の推進
関係機関や関係団体が共同して開催する国際交流事業等の実行委員会に参画し、事業の実  施に協力する。
① 北海道・ロシア極東交流事業(市民交流会議: 7月9日、青年交流: 7月27日~8月2日)
② 第2回「北方圏の環境と文明」国際シンポジウムの開催(再掲)(8月 スウェーデン・ストックホルム)
③ 北海道・中国交流推進連携会議

(2) 国際交流ボランティアの登録と派遣 国際交流事業に協力するボランティアの登録を行い、各地域や交流団体等の事業に派遣し、活動を支援する。
(3) 相談等への対応
市町村や交流団体等からの相談や後援依頼などに対応し、活動を支援する。

11  国際課題啓発事業
(1) 国際シンポジウム
北太平洋地域各国に関する特定のテーマについて議論を行い、この地域の国際的地域協力の促進に資するため開催する。(1回)
(2) 国際情勢セミナー
関心の高い国際問題をテーマとしたセミナーを北海道民の国際理解向上に資するため開催する。(2回)
(3) 北方圏講座の開催(再掲)
北方圏諸国の産業経済や生活文化等に関する蓄積を学び、地域づくりについての情報交換を図るため開催する。
(4) 教育シンポジウム
国際的に評価の高い北欧の教育を題材に日本の教育のあり方を考える。東海大学と連携して東京で開催。北方圏センターの事業を全国に発信する初の試みとする。

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